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zoom RSS 核燃料サイクルは絵空事

<<   作成日時 : 2012/03/01 16:08   >>

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私は、今や日本の国会議員や官僚を殆んど信頼していない。最も簡潔に言い表わすと、原発利権派か石油利権派のどちらかに組み入れられている、と見ているからだ。日本だけでなく世界的に見ても、このエネルギー利権を牛耳る二つの勢力が、各国の政治・経済や金融の中枢に深く侵食し、国際的支配を競い合っているといえる。日本の国会議員や官僚たちも、言っている事やっている事をつぶさに見ていると、その正体がすぐに露呈する。

さて、党内の若手議員と勉強会をつくり、核燃料サイクルの撤退を主張し積極的に提言している民主党の馬淵氏の立ち位置はどうなのだろうか。。使用済み核燃料や放射性廃棄物の処理、原発の廃炉作業などの考察・推進を目指す「バックエンド」の視点から、脱原発に取り組もうとする姿勢は間違ってはいない気がするが、単なるパフォーマンスで終わることなく、原発推進で前のめりになりつつある現内閣に、一石を投じることぐらいはしてもらいたいものだ。



東京新聞《核心》 2012/02/26

核燃サイクルは絵空事
 ― 撤退提言 馬淵元国交相に聞く ―


 政府が今夏をめどに是非を判断する原発の核燃料サイクル。与党、民主党の中堅、若手議員ら約七十人でつくる「原子力バックエンド問題勉強会」が核燃サイクルの撤退を盛り込んだ提言をまとめ、今後の議論に一石を投じている。会長を務める馬淵澄夫元国土交通相にその狙いなどを聞いた。以下は一問一答。

画像
まぶち・すみお
http://www.mabuti.net/index.html
民主党衆院議員(奈良1区)。奈良市生まれ、51歳。2003年に衆院当選。05年に発覚した耐震強度偽装事件や道路特定財源の問題を国会で厳しく追及し、政権交代後は菅内閣で国土交通相を務める。昨年の福島第一原発事故後は、6月まで首相補佐官として事故対応にあたった。8月の党代表選に出馬し野田佳彦首相に敗れた。

脱原発 廃棄物処理から

*原発問題にバックエンドから取り組むのはなぜか
 原発の是非を議論するとき、これまでエネルギー需要という「川上」から入っていた。経済産業省の総合資源エネルギー調査会でやっている最適な電源多様化の議論も結局は原発、火力、水力、再生可能エネルギーの組み合わせを決めるだけで、原発は簡単にゼロとならない。逆に使用済み核燃料を減らすという「川下」からの視点なら話は違ってくる。原発は「トイレなきマンション」と言われ、廃棄物をどうするかが最大の問題だったわけだから、発想の転換がないと「脱原発依存」なんてやれっこない。

*核燃サイクル撤退を主張している
 使用済み核燃料の再処理は何十年もやってきていまだ完成していない。関係者はいろいろ言い訳するが、これはもうフィクション(絵空事)だったと言わざるを得ない。それがあたかもできるかのようにして、全国で五十四基もの商業用原発が動いてきた。このフィクションを前提にしているから原発はなくならないし、「再稼働せよ」なんて話が出てくる。
 再処理で燃料を再利用するというのが、その過程で余分な核物質が出てくる。この量がいったいどれくらいで、どう処分するのか見当すらつかない。六ヶ所村再処理工場(青森県)や高速増殖原型炉もんじゅ(福井県)を動かせば、建物が放射能で汚染される。膨大な放射性廃棄物が出て、廃炉が大変になる。今、止めればその手間と費用が省ける。

30〜50年の中間貯蔵を

*使用済み核燃料をどうするのか
 とりあえず三十年〜五十年の単位で中間貯蔵するのが現実的。問題の先送りといわれるかもしれないけれど、放射性廃棄物の最終処分は十万年かかるのだから、立ち止まってじっくり考えるべきだ。米国だってネバダ州の最終処分を白紙に戻した。貯蔵施設の設置場所は住民の受益と負担の公平性を確保しながら、国が主導的に進めるのが得策だと思う。

*提言後、「原発ムラ」の巻き返しはないか
 特に経産省は凄まじい。これまで経済性一本やりで推してきたが、最近は安全保障と絡めてくる。詳しくは言えないが、例えば、現在行っている米韓原子力協定の改定交渉。米国には韓国が再処理工場を持てば、北朝鮮を刺激するので思いとどまらせたい、と考えるかもしれない。そこで、日本が再処理を引き受ければ、東アジアの安定につながるとの理屈で、六ヶ所村の再処理工場が正当化されてしまう。外交上の秘密となれば、国民の知らないところで議論が進んでしまう。

*もんじゅも廃炉を条件に五年運転する案が浮上している
 五年ほどで、ある程度の実験データを得られるということでしょう。でも、いったん認めたらずっと続けることになる。現実に廃炉だ、と決めたとき、どういう撤退戦略を描くのか、運営する日本原子力研究開発機構に示してもらう。

*提言をどう具体化するのか
 議員提案による現行法の改正や新法成立を考えていく。夏までが勝負で、法案の骨子作りも進めている。積み上げてきたものをスパッと変えるのは、政治しかできない。

<原発のバックエンド>
 原発の建設や運転、核燃料の加工などをフロントエンドと呼ぶのに対し、使用済み核燃料や放射性廃棄物の処理、廃炉作業などを指す言葉。日本は使用済み核燃料再処理して、プルトニウムとウランを混ぜた混合酸化物(MOX)燃料を高速増殖炉などで燃やす核燃料サイクルを推進してきた。しかし、欧米の主要先進国は高コストを理由に核燃サイクルから相次いで撤退。使用済み核燃料再処理せず地中に埋める直接処分を採用する国が多い。高濃度の放射性物質のため管理、保管は十万年かかるとされ、日本を含め各国とも処分場探しに苦労している。


【関連記事】
◇「核燃料サイクル」という“まやかし”
http://nekotomo.at.webry.info/201201/article_6.html
◇「原子力バックエンド問題勉強会の」核燃料サイクル事業の中止を求める報告書案について
http://nekotomo.at.webry.info/201201/article_12.html

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